29 March 2013

その男、凶暴につき pt3

三回の着信。普段まったくかかってこないのに。
仕事終わりの帰り道。四回目の着信。
『ヒーヤハッハッハ!!酔っぱらってるよ俺』
ご機嫌にとっても笑っている。すごく酔っている。まだ九時なのに、、
『はやく帰れよ家に』
『家の鍵がないんだって会社に忘れた』
『嫁は?まだ帰ってきてないなら実家いけよ』
結婚して最近実家の近くに引っ越したばかりだ。
『父ちゃんもう帰って来てるけ?飲みいってこようけ?さっき家行ったけど真っ暗だった!』
まだ笑ってる。。楽しそうだ。どんな飲み方したんだろう?
『九時だし帰ってきてるでしょ?』
また笑ってる。
『父ちゃん帰ってきてた。猫と玄関で遊んでた。父ちゃんに代わるわ。』
『どうした?』
『洋介めっちゃ酔ってるよ』
『おいも今帰ってきたところやった』
『洋介が飲み行きたいって言ってるよ』
『うん。みたいやな。まぁ、またな』

世田谷神学院前の桜は満開。鹿児島より東京の桜のほうが花びらが大きく見える。
会話が終わり、電話が切れる前の2秒。むこうから聞こえる声

『父ちゃん飲みいくが!?』
『どけいっか?』
ちょっとうらやましい。


右手が帯状疱疹。シンジ、、

eto